フェイバリットまりりん②

さてさて、まりりん

 

即第二回いきます。

今回も[マリヘラス!]から

2023年11月7日配信分

 

 

[小沢健二]

『戦場のボーイズライフ』

 

[マリヘラス!]で歌われる9割は僕には知らない、わからない曲(最近は歌詞の一部が判れば検索できるので全て判明できている、便利!)のなか、珍しく知っていた曲である。遠い昔カラオケで歌った記憶が…

まりりんは[渋谷系]に凝っていた時期があるとかで、そうであれば妥当な選曲、過去の[マリヘラス!]でも[小沢健二]は歌われている。

 

サンバのリズムに乗せてまりりんも楽しげに歌う。曲中ツナギ詞の抑えた「♪カモンボーイズ」もカワイイ。

 

♪この愛はメッセージ 僕にとって射す祈り 僕にとって射す光

 

この曲が[マリヘラス!]の終演曲でいいのでは?構成を意識しているコンテンツではないので、そこを求めてはいけないが。

いつもグズグズバタバタで終わることが多いので…([プリンセスプリンセス]『ダイヤモンド』が多い、もちろん悪い訳ではない)

まりりんの“テーマ曲”だと感じた。

続きをもっと“聴”かせて~!

 

 

この日はこれで終わらない。

 

[美空ひばり]

『会う』

 

これぞまりりんの真骨頂、神髄!

 

『戦場のボーイズライフ』で勝手に「今日は儲けた」気分で呆けていたら、定番の[森口博子](これも良かった)などの後、古い曲調のイントロが…「知らん曲や」

“出逢う”ことの奇跡、喜びを歌う。ルンバ調。

早速、検索してみると…[美空ひばり]!

本家をYouTubeで確認、「ほーう…」

「これは本家越えしてるのでは…」

ひばり信者には申し訳ないが、昨今でいう“カワイみ”の違いがでてるような気がする。

「“お嬢”を越えるなんて!?」

 

ひばりバージョンは26歳頃の発売日、『柔』の前くらいか…まだ“大御所”ではない時期の録音と思われるが、既に若干の“あざとさ”がある。それも[美空ひばり]の《芸》の力、きれいに歌う。歌い手はこうあるべきと示している。が、自身の子供の頃の歌を歌う後年の[ひばり]は痛々しさも伴っている。残酷でもある。

 

対してまりりんバージョンは自然な“かわいげ”が、歌う喜びが溢れている。

 

♪それが会えたんだもん

 

「もん」に全てが籠る。

この人の“可愛さ”が越えさせた歌唱、大袈裟でしょうか?

乞う定番化!(2024年1月13日配信分で歌われたが削除された)

 

 

[まりりん]と[美空ひばり]

比較するのも変なのか?

[Good old days]では『真っ赤な太陽』が歌われている。この頃の歌謡曲まりりんの相性は抜群に良い。中音域でドスの効いた歌唱は惚れ惚れする。

大胆にでも比較してから、自分なりの真価を見極めてみる。“勝負”のニュアンスではなく心地好いほうを知る。判断はつかずとも軍配はあげなければ行司にならない。

 

カバー歌手の宿命、本家との比較。

 

まりりんは“パンク”でもある。