さて、まりりん。
[利理鈴まりりん]はどこがどう良いのかを追及するシリーズとして《フェイバリットまりりん》を回を決めず不定期に記述していく。
専門用語や理論を知らないし「それってあなたの感想ですよね?」と言われれば「そーです」としかいいようがない。独断です。
第一回は[マリヘラス!]
[マリヘラス!]とはなにか?
分かりやすくいえば、ツイキャスのカラオケ配信である。
正式名称
『《りりりんまりりんのマリヘラス!》
まりりんの!
ヘラヘラただただ歌ってみるキャス!
略してマリヘラス!』である。
まりりんの動画は[YouTube][DAMとも][ツイキャス]あと古参ファン個人のFacebookに過去のコンテンツの一部とかがある。観れる限り観たつもりだが、こちとらデジタル、ネットは弱弱なもんで既に消えたものや会員にならなければログインできないものなど、ややこしいと感じたものはスルーしている。
「ツイキャスって何?」レベルの人でも観ることは可能だと思う。事実、僕のスマホではアプリをダウンロードできない(「お使いのデバイスには対応していません」だって)。でも今のところ視聴できている。
ライブで見逃してもアーカイブで観ることができる。
前置きが長くなった。
具体的に一曲、2023年7月4日配信分
[小島麻由美]
『パブロック』
この日は絶好調で配信は約5時間、59曲に及ぶ(いわゆる神回)。いずれの曲も素晴らしいがラスト間近、最後の枠(ツイキャスでは30分で一区切り)一曲目で、頭欠けだが、アバネーロのリズムで始まり、切なくしかし淡々とある種の女心、心境が歌われる。
♪みんな私のこと なんて呼ぶかしってるわ
リズムはシンコペートしロック調に…
♪口紅直しに 鏡に向かう
これを聴いた時、震えた。衝撃。
まりりんが歌うと絶妙に“はまる”
もちろんまりりんがこの曲の主人公のような女子にどれ程のシンパシーを抱いているかはわからないが、深い優しさ…“慈悲”という言葉が思い浮かんだ。
「衝撃の『パブロック』!」として僕には刻まれた。
“まりりんの曲”と言いたくなる。
かように、缶ビール片手のカラオケ配信なんかを評価するのは無粋で失礼なのは承知している。まりりん御本人も知れば“心外”であろう…わざわざ「ヘラヘラ」歌うと宣言しているのだから。
「評価しないで!」「真剣に視聴すな!」「本気ちゃうからね!」
聞こえてくるよう。
だからこそ見れる“裸”のまりりん。
評価、感想を述べたくなる絶唱もほんと多い。
ミスもある、途中で止めることもある、映像と音声がズレる(初期)、同じ曲が多い…
感情の起伏も晒すし、朗らかな時、愛想なしの時もある。
だけど…
全てがまりりんの魅力となる。
“不思議な引力”なのだ。