ガイアのひまつぶし

“ガイア理論”だか“ガイア仮説”だったか?があって、まあ、よく識らないのだが、大まかには

「地球を生命体とみる」

ことにするらしい(あってる?)。

この理論の提唱者が

[ジェームズ·ラブロック]

イギリスの科学者で未来学者(?)で作家、ロックを愛する…かどうかは知らんが…なんともカッコえー名前ですな。

[Dr,ストレンジラブ](キューブリック映画)や[Dr,ファンケンシュタイン](Pファンク総裁)に並ぶほどに…

 

まあ、僕レベルのアホになると、シンプルに考えるのに長けている…というか、短絡的なんでしょうな、余計なことを考えないからスンナリ入る(思い出せないが)。

 

地球を擬人化すると、“細胞は各生命体”とか“血液は海”とか、なんかすごく面白い。当然ヒトは“ガン細胞”になりますな(ガン細胞も細胞で有機体ではある)。まったく…人類誕生以来、地球の為になることを人間はしたことあるのかね?偉そうに“万物の霊長”なんて言うてるクセに。

僕が子供の頃、世界人口40億人だったのが僅か数十年で現在80億人とか…倍増ですよ、“人口爆発”とちゃうの?これ。人口爆発した種族の辿る運命は…“絶滅”

もっといえば、地球含む色んな星はいずれ“消滅”するんでしょ?って感じやから、「フッ…何をしてもムダさ…」とニヒルになるのもしゃーないかなー、って想うことも。数億年先の話だろうから、ムダを承知で大いに“ムダ”を楽しもうっと。

 

地球はあらゆる手を使い、人間の数を減らしにかかる、調整する、免疫ですな。疫病、戦争、環境…いつか大きめの隕石がぶつかるかも…海水温が2~3℃上がるだけでかなり“ヤバい”。

人工知能の暴走を停められるのか?

ブレードランナー』、[フィリップ·K·ディック]なんかがよぎる。管理された世界、そんな環境に産出…出産ではなく“産出”されるヒト。

 

楢山節考』の作者、[深沢七郎]のエッセイのタイトルに

『生きているのはひまつぶし』

というのがあるが、まさに“達観”だと思った。猫と暮らしていると「そりゃ、そうよ。そんな事も知らなかったの?」と教えてくれる。

人間だけが未来を予測して、気を病んでしまう。想定外続きの“宿命”に苦悩する。ずっと想定外。

 

小説はあまり読まない、というか読書量がそもそも多くないので読解力に問題ありだと自覚しているが、[深沢七郎]のエッセイは口語体で言い切りなので、読める。しかも真理を衝く(と、僕は解釈してる)。

色々あった人で、作家になりたくてなった訳でなく、日劇のギターリストだったり、回転焼き屋だったり、農業したりと好きに生きた人生だったと思われる。

“人類滅亡教”などと一聴過激な物言いで物議を醸したが、もちろんそんな宗教教団を立ち上げたりはしていない。基本“人”への関心は薄く、適度な距離感を保っている。そんなスタンスがクールで憧れる。

 

が、我々凡人はそこまで悟りきれず、うじうじと先の心配がつきまとい生涯を送る。考えても正解はないのに…そんなときは

 

 

♪そのうちなんとか なーるだろおー

 

歌って踊って笑って、ヒトも、地球も、“なんとか…”なるのだ!?

正解は…ユーモア!かも…