大阪(八尾)生まれ大阪育ちだけど、郷土愛は薄いほうかもしれない。
「何がなんでも大阪が一番や!」
「東京に負けへんで!」
が、どうも苦手で…
「またも負けたか八連隊」
ここでの八連隊とは明治期の大阪の部隊で、大阪の部隊は弱いとの評価を広めた、あとに「それでは勲章九連隊(くれんたい)」と続く、語呂合わせの“里揺”とのこと。
実際には負け戦は無く、負けそうな相手には玉砕覚悟で突っ込まない合理的な戦術をとっていたらしい。
でもこの話を聞いたとき、解釈は違っていたけど妙に納得した覚えがある。
口ではイキッてかますけど実は弱い、「負けとるやないかい!」「弱いんかい!」のツッコミ代(しろ)のある表現として受け取った。
大阪人もただの“イキリ”は好きではない。
“ええカッコしい”はボケていることになるのだ。イキったりしてたらツッコむのが礼儀、それでコミュニケートしてきた風土というか環境があったと思う。
よく言われるけど、テレビをつければお笑い番組は頻繁にあった、自然とツッコミの勉強になっていた。新喜劇は吉本、松竹両方、藤山寛美を観ていた世代で、コメディ、漫才、落語…テレビばっかり観てたなぁ。
好きなツッコミで忘れられないのをひとつ
。
吉本新喜劇、座長は花紀京か岡八郎。花紀がボケた時の原哲男のボソッとした
「早目に死ね」
“目”がついているところがミソ!
間とか声量も完璧、思い出し笑いしてしまう。
ちなみに原哲男の代表ツッコミは
「誰がカバやねん!」
『誰がカバやねんロックンロールショー』なんて番組もあったね!
郷土愛薄いなんてほんまでっか?