♪こんな場末の歌い手なんて
あたいの望みじゃなかったけれど
佐藤マサ&香港ブラザーズ
『場末哀歌』
76年('77、'78説あり、自主製作)、軽快な2ビートジャズのリズムに、高い女性の声とボソッとした男性の声のデュエットで全編を歌われる、どこかコミカルにも聴こえるこの曲は発売されている。
♪今じゃ結構幸せだって
少しは感じているんだよ
まったく売れなかったみたいだが、[浜田真理子]がカバーして少し知られるようになったようだ。浜田バージョンはピアノ弾き語りでテンポを落としゆったりブルージーだ。
ジャズシンガー[桃井まり]のカバーバージョンもYouTubeでは観られる。
「ハゲのおじさん」を「ハイなおじさん」に歌詞変…しゃーないね。
♪一度はスターに憧れていた
そんな昔もあったけれど
好きな歌だけ歌って行ける
場末の酒場が好きなのよ
数年前ある雑誌のCD再発のレビューでアルバム『chop stic wizard』の存在を知り、[細野晴臣]『トロピカルダンディー』『泰安洋行』と並び語られることもある“モンド”の隠れ名盤としての評価も…チープさがいい味。
今じゃ、佳曲イメージも定着し、哀歓滲む名曲として歌われる『場末哀歌』
これもまた、[まりりん]が歌ったらどうやろか?歌詞が沁みすぎるか??
でも、好きな歌だけ歌って行ける…理想的やんか!
場末なんかイヤ~じゃないはず!